
横浜市港南区日野8丁目の清水橋交差点近くには、江戸時代から地域を見守り続ける地蔵群と庚申塔が佇んでいます。かつて鎌倉街道沿いの交通の要衝であったこの場所には、往来する旅人の安全や村の厄除けを願う人々の強い思いが込められていました。
お堂に並ぶ8体の地蔵尊(日野お地蔵会)のうち、中央の六地蔵は享保2年(1717年)に建立されたもの。近隣から集められたお地蔵さまと共に、現在も地域住民の手で手厚く守られています。また傍らに立つ庚申塔には、延宝8年(1680年)や元禄13年(1700年)の銘が刻まれ、江戸前期から続く無病息災や旅路の安全への祈りを今に伝えています。
時代が平成・令和へと移り変わっても、街の発展とともに人々の温かい信仰と「交通安全」への願いは受け継がれ、今日も行き交う街並みを静かに見守っています。




















