
神奈川県藤沢市の相模湾に浮かぶ「江の島」は、美しい海と豊かな自然に囲まれた人気観光地です。その誕生には、古くから伝わる壮大な伝説があります。
古記録によれば、西暦552年、相模湾一帯を襲った大地震と津波により、海中から隆起して江の島が姿を現したとされます。この時、海を鎮め人々を救うため、弁才天(弁財天)が降臨したという神話が語り継がれています。以来、島は弁財天信仰の聖地となり、源頼朝や北条時政など歴史上の人物も参詣に訪れました。
江戸時代には、江島神社の参詣や海辺の景観を楽しむ人々で賑わい、浮世絵にも数多く描かれました。明治以降は観光地として発展し、現在では四季折々の花々やマリンスポーツを楽しめるスポットとして人気です。
さらに、江の島のシンボル「江の島シーキャンドル」は1951年に初代灯台が設置され、2003年に現在の展望灯台へ建て替えられました。夜間のライトアップやイルミネーションは、海辺の夜景とともに訪れる人々を魅了します。
また、江の島グルメも外せません。海の幸を贅沢に味わえる「しらす丼」はふっくらとした生しらすや釜揚げしらすがたっぷり。さらに、直径20cmを超える迫力の「タコ煎餅」は観光客の定番おやつとして大人気です。食べ歩きやカフェ巡りも旅の楽しみのひとつです。
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